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奈良の石造建造物

奈良県には多くの石造物が有ります

造立が平安時代にさかのぼるものは凝灰岩製で、鎌倉時代以降は花崗岩製の物が多くなります

西大寺奥之院の叡尊塔 伴墓重源三角五輪塔
五輪塔(最も多い石造物です)
下から方形=地輪(ちりん)、円形=水輪(すいりん)、三角形(または笠形、屋根形)=火輪(かりん)、半月形=風輪(ふうりん)、宝珠形=空輪(くうりん)によって構成されます
古代インドにおいて宇宙の構成要素・元素と考えられた五大を象徴する
五大思想(宇宙の構成要素についての考え)は元来インドにあった思想で、五輪塔の成立にはインド思想を構築し直した密教の影響が色濃くみられます
日本では五輪塔の造立がはじまったのは平安時代後半頃と考えられています

当麻寺の北にある郷墓地に、県最古の五輪塔遺品として「北墓五輪塔」(藤原時代・国重要文化財)が有ります
高さ240cmの凝灰岩製です
県下最古の在銘五輪塔は生駒市有里町(興融寺内)にあります
地輪に刻まれた銘文から鎌倉時代の文永10年(1273)に造立されたことが知られます
鎌倉型の代表的なものに、西大寺奥の院の「叡尊塔」と呼ばれる五輪等があり、高さ334cmも有ります
額安寺の五輪塔群「鎌倉墓」にある、忍性墓も良く知られます

宝篋印塔
宝篋印塔の名は、内部に『宝篋印陀羅尼』を納めたことに由来します
『宝篋印陀羅尼』とは、一切如来の全身舎利の功徳を集めた呪であって、四十句からなります
これを誦すれば、地獄の先祖に極楽に至り、百病・貧窮の者も救われるそうです

生駒市有里町の輿山往生院の宝篋印塔(重要文化財)は正元元年(1259)の銘が有ります
同町の円福寺に有る宝篋印塔2基(重要文化財)も古い物として知られます
北側の塔は初重に四仏の種子を刻み、永仁元年(1293年)の銘が有ります
額安寺境内の宝篋印塔(市指定文化財)も古く、鎌倉時代中期の文応元年(1260)の銘があります

笠塔婆
笠塔婆は、板石に仏像や種子を刻んで上に笠を乗せた石造物で平安時代後期から造られました

良く知られるものとして般若寺笠塔婆が有ります
談山神社摩尼輪塔(重要文化財)は鎌倉時代後期の乾元2年(1303)に、一の鳥居から52基の町石の最終笠塔婆として建てられました

当麻寺石燈籠
石燈籠
現存するほぼ全形を残す最古の石灯籠(奈良時代前期)は、当麻寺にあります
春日大社宝物館には春日大社柚木石灯籠(重要文化財)が有ります
平安時代後期の作で、高さ184cmの花崗岩製です
東大寺法華堂(三月堂)正面の石灯籠(重要文化財)は、鎌倉時代中期の建長6年(1254)の作で、高さ269cmの花崗岩製です

層塔
層塔も県内には多く有ります

竜福寺層塔(村指定文化財)は、奈良時代後期の天平勝宝3年(751)の物で、高さ180cmの凝灰岩製です
塔の森十三重石塔(県指定史跡)も凝灰岩製で、現在は六層の高さ、240cmで奈良時代後期の建造だそうです
栄山寺にある石造七重塔(重要文化財)は、鎌倉時代前期のもので、高さ360cmの凝灰岩製です
大きさでは
般若寺十三重石塔
(重要文化財)が花崗岩製で高さ14.2mもあり、鎌倉時代中期の建長5年(1253)の建造です
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