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万葉の故地 泊瀬

万葉初耀讃仰碑

泊瀬は桜井市の脇本・出雲・初瀬など初瀬川流域辺りを言います
 初瀬川は大和川とも呼ばれていますが、当時は泊瀬川と書き、三輪山麓では三輪川と呼ばれていました

大和川から初瀬川をさかのぼる水運の「つる瀬」ということで【泊瀬】と書きます
また、東西に長い峡谷状の地形であることから【長谷】とも書きます
隠口こもりく」の枕詞もこの地形からです

古代においては葬送の地で、神聖な場所でもありました
神の山・三輪山を望み、伊勢に抜ける伊勢街道が通ります

こもりくの 泊瀬はつせの国に 左結婚丹さよばひに きたれば たな曇り 雪は降り さ曇り 雨は降り来 野つ鳥 きぎしとよむ 家つ鳥 かけも鳴く さ夜は明け この夜は明けぬ 入りてかつ寝む この戸開かせ (巻13-3310 作者未詳)

意味:山々の奥深いこの初瀬の国に 妻どいにやってくると 急に曇って雪が降ってくるし さらに雨も降ってきた。 野の鳥、雉は鳴き騒ぎ  家の鳥、鶏も鳴き立てる。 夜は白みはじめ とうとう夜が明けてしまった。 だけど中に入って寝るだけは寝よう。 さぁ、戸を開けてくだされ 

こもりくの 泊瀬小国はつせをぐに よばひせす 我が天皇すめろきよ 奥床に母は寐寝いねたり 外床とどこに父は寐寝たり 起き立たば 母知りぬべし  出でて行かば 父知りぬべし ぬばたまの 夜は明けゆきぬ ここだくも 思ふごとならぬ こもり妻かも  (巻13-3312 作者未詳)

意味:山深いこの初瀬の国に 妻どいされる 天皇(すめろぎ)よ 母さんは奥の床に寝ていますし 父さんは入口の床に寝ています
 体を起こしたら 母さんが気づいてしまうでしょう 出ていったら 父さんが気づくでしょう そのように躊躇う(ためらう)うちに夜が明けてきました なんとまぁ こんなにも思うにまかせぬ隠り妻であること。この私は

柿本人麻呂歌集出の旋頭歌
泊瀬の 斎槻が下に 我が隠せる妻 あかねさし 照れる月夜に 人見てむかも (巻11-2353)
泊瀬は隠り妻の地として詠われもした

黒崎の白山神社の境内に「万葉初耀讃仰碑」が立っています

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