2017-03

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念仏寺陀々堂の鬼はしり

鬼が幸福をもたらす全国的にも珍しい行事です
念仏寺陀々堂の鬼はしり

修正会結願の行法で、室町時代に始まった除災招福の火祭りです
過去の罪を悔い、身に積もった汚れを祓って新年の幸せを祈る行事
7日間の行を終えた父鬼、母鬼、子鬼が約60kgの松明を振りかざして堂内を走り、人々の災厄を祓います

毎年1月14日に五條市大津の念仏寺陀々堂で行われます
平成7年に国の重要無形民俗文化財の指定を受けました

午後9時、鬼走りの行者たちは境内の中央を小たいまつを先頭に入堂する
鐘の音を合図に僧達の読経と、カタンカタンという硬く乾いた棒打ち、火天役による「火伏の行」が始まる
燃えさかるたいまつを肩にした火天は、ゆっくりしたスリ足で参詣人の前に姿を現す
そして火祭りの安全を願い中空に向かってたいまつを水の字に振る
火たいまつを天井高く差し上げては暗闇を引き裂かんばかりに振り降ろす火天の姿は、まさに不動明王の化身
火天の荒行が終わると一瞬の静寂が流れ、いよいよ鬼の登場となる
一番たいまつが佐役(スケ)の肩に乗せられ、右手に斧を持った赤鬼と共に正面北の戸口に走り出てくる
狂ったように吼える法螺貝、太鼓棒打の強烈な音響とともに、今まで暗かった堂内が赤々と照らし出され、鬼達が浮かび出る
赤鬼は片腕・片膝で松明を受け取り、一瞬天空に向かって斧を構えて静止し、火の粉を振りまきながら正面中央戸口に進む
後に、青鬼と二番たいまつが登場、北の戸口には茶鬼が現れ三つのたいまつが並ぶ
堂内は火の海と化し、炎は生き物となって天井をなめ、ひさしを這い火祭りは最高潮に達する
一番たいまつは再び佐役の肩に乗って須弥壇裏をまわり右戸口に姿を現す
こうして三度堂内をまわった鬼は横戸口から境内に降り立ち、水天井戸に礼参りをして行事は終わる


場所;五條市大津町127「念仏寺」 MAP
交通;JR和歌山線「五条」駅より バスで東富貴行き「火打口」下車 徒歩3分
問合せ;0747-22-4001(五條市役所農林商工観光課)
 P;上野公園の駐車場を利用
参考;五條市観光協会のページ
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